ATOKの「半角英字」入力モードにすばやく切り替える方法
2015/01/01
Windowsでは、「Alt+半角」で英字入力モードと日本語入力モードを切り替えることになっています。しかし、トグル式に入力モードを切り替える方式だと、文字入力前に現在のモードがどちらであるかを必ず確認しなければならず少し面倒です。
この点Macでは、「英数」キーを押せば英字入力モード、「かな」キーを押せば日本語入力モードになるため、その必要がありません。
ところで、ATOKには「半角英字」入力モードというモードが「英字」入力モードとは別に用意されています。これは推測候補出力機能付きの「英字」入力モードなので、英文を入力する際には重宝します。
ただATOKの初期設定では、この「半角英字」入力モードに切り替えるためのショートカットキーが用意されていません。そこで、以下のように、新たに「Shift+英数」を「半角英字」入力モードへのショートカットキーとして設定してみました。
まず、ATOKのメニューを開き、「キー・ローマ字カスタマイザ」を選択します。
次に、「キー・ローマ字カスタマイザ」ダイアログの右上にある「機能を検索…」ボタンをクリックします。
「機能を検索」ダイアログが出てくるので、左側の分類欄から「機能操作」を選択します。
さらに、右側の機能欄から「半角英字入力(A)」を選択し、「検索」ボタンをクリックします。
再び「ATOKキー・ローマ字カスタマイザ」ダイアログに戻るので、左下の「変更」ボタンをクリックします。
「キーを変更」ダイアログが出てくるので、「反映する状態」欄にて「文字未入力」にチェックが入っていることを確認した上で、「半角英字」入力モードへの切り替えに割り当てたいショートカットキー(ここではShift+英数)を押下します。
「直接入力」欄に「↑英数」が表示されていれば、そのまま「変更」ボタンをクリックします。
「ATOKキー・ローマ字カスタマイザ」ダイアログ上でも「半角英字入力」機能に文字未入力状態で「↑英数」キーが割り当てられたことを確認し、「OK」ボタンをクリックします。
そうすると、現在選択されているATOKオリジナルのスタイルファイル(たとえば「ことえりスタイル」)に新たなキーアサインを上書きすることはできないため、新しいスタイルファイルの名称を入力することになります。
新規スタイル名をたとえば「ユーザー」とでもし、「OK」ボタンをクリックします。
ATOKオリジナルのスタイルに加えて、自分で定義したスタイル「ユーザ」が新たに追加されたことが分かります。「OK」ボタンをクリックすれば設定完了です。