レバレッジ特許翻訳講座の進捗状況(7/15現在)
2015/01/01
むむ、本ブログへのアクセス数がインパルス的に立ち上がっているっ!と思いきや、レバレッジ特許翻訳講座の管理人さんがリンクを張ってくださったようで、誠に恐れ入ります。。。(リンク先が個別記事のページになっていますので、本ブログのトップページ http://centergaeshi.net の方にリンクを張り直していただけるとありがたいです!)
さて、その講座の進捗具合ですが、現在ビデオセミナーの0015まで終了したところです。
あまり進捗が芳しくありませんが、講座の進め方・記録方法を確立するまでに2,3日費やしてしまったことが響いています。
膨大な量の講座を受講するにあたり、こなすそばから忘れていくという非効率なやり方では意味がない。そのためには、手も動かし、記録にも残すことが望ましい。とは言え、記録の手間がかかりすぎるようだと続かない。
受講のメモはできるだけ整理した形で残したいし、勉強時間も逐一計測しておきたいし、一日も早くプロデビューするために進捗管理を綿密に行いたいし、と。これらの欲張りな要望を同時に満たしながら、持続可能な手軽さを持ち合わせた方法が果たしてないものかと。。。
いろいろと考え・調べ・試した末、結局昔から使い慣れているテキストエディタEmacsのあるモードを活用して、レバレッジ特許翻訳講座に関するすべての情報を1つのプレーンテキストに集約するのが一番良さそうだという結論に達しました。
ポイントは「EmacsのOrg-modeを使って受講ノートをとる」ことにあります。Org-modeとは、「ノートの保存、TODOリストの管理、プロジェクト計画」をするためにEmacsに標準装備されたテキスト編集モードです。こちらにOrg-modeの特徴的な機能がいくつか紹介されていますが、この中に
- アウトライン文書編集機能
- プロジェクトの計画機能
- 時間の計測機能
- アジェンダ(行動予定)との連携機能
が見事に同居してくれています。これらの機能を活用しながら実際に私がとった受講ノートがこれです。
この形式でノートをとるために若干の事前作業があります。まず、テキストファイルの拡張子をEmacsで開けば自動でorg-modeが起動する形にしておきます(たとえば、Leverage.org)。
次に、講座で使う教材のタイトルの一覧をテキストファイルに入力します。この一覧は、サーバからダウンロードした教材ファイルすべてを1つのフォルダに格納し、フォルダ内のファイル一覧をたとえばlsコマンド(またはdirコマンド)の出力結果を加工することで容易に得られます。さらに、各タイトルの先頭にorg-modeのアウトラインルールに沿った見出しマークの「* 」または「** 」を加えます。この作業も正規表現を用いて置換すればすぐです。ここまでが受講ノートのテンプレートになります。
次に各教材のタイトルにカーソルを移動し、それぞれの受講予定日を入れておきます。org-modeのショートカットキーC-cC-s
を使えば予定日の挿入は一瞬で完了します。こうしておけば、org-modeの行動予定ビューに自動的に講座の受講予定が表示されるようになります(後述)。さらに、教材ファイルへのリンクも追加しておくと、このノートからたとえば動画を直接たたけるので便利です。ここまでで、事前作業は完了です。
実際に講座を受ける際は、そこで使う教材のタイトルにカーソルを合わせ、org-modeのショートカットキーC-cC-xC-i
を押してタイマによる受講時間の計測を開始します(開始時刻が自動的に挿入される)。次に、教材ファイルのリンクにカーソルを移動しC-cC-o
でリンク先の教材ファイルを起動します。その後、教材の進行に合わせて受講メモを適宜入力していきます。教材を終えると、ショートカットキーC-cC-xC-o
を押してタイマを停止します(終了時刻が自動的に挿入される)。ここで、この教材を完了状態にしてよければ、最後にC-cC-t
を押します(完了時刻が自動的に挿入され、教材タイトルの左がDONEに切り替わる)。教材を完了状態にすれば、org-modeの行動予定ビューにもその教材がDONEとなって表示されます。
これら一連の動作を各教材の進行に合わせて繰り返せば、1つのテキストファイルにレバレッジ特許翻訳講座に関する情報が集約されます。こうして1つのテキストファイルに情報を順次追加していくだけで、当初私が求めていた次の効果を極めて容易に得ることができるようになります。
- 講義内容やそこで得た気づきなどがアウトライン形式でタイムスタンプとともに記録されます
- 時計を全く意識せずとも講座の受講に費やした時間が分単位で見える化されます
- 受講の予定/実績が行動予定ビューと連動するため自己進捗管理が容易になります
あまり手法の構築に時間を費やしすぎると本末転倒になりかねませんので、しばらくはこのやり方がベストだと信じて講座に邁進したいと思います。